著書名 ぼくらの経済民主主義 著者 三ツ谷誠 出版社 日本放送出版協会 発表年 2002年 |
画像 著者略歴 |
購入日 2010年10月 小平図書館 きっかけ JMM[Japan Mail Media] ユーロの影響は?1999年 三ツ谷誠 の回答 目的 目標 |
目次 We all shine on.Like amoon,like a star,and the sun. ぼくたちはみな輝くんだ。 月のように、星のように、太陽のように。 序章 Start Me Up 1.ロスト・ジェネレーション 2.アメリカがいまいる場所~オープニング・ナンバー「庶民のファンファーレ」 第一章 商品に囲まれた世界 1.モナド資本主義 2.株式会社~高度資本主義社会の生産主体~の誕生 3.大衆~高度資本主義社会の消費主体~の誕生① オルテガ 4.大衆~高度資本主義社会の消費主体~の誕生② アメリカ 5.「株式会社」と「大衆」の世界~十九世紀後半から二十世紀初頭のアメリカ 第二章 貨幣によって成立する世界 1.「アメリカという世界」と「水木しげるの南島」そして鬼太郎 2.資本主義の基盤~会計という言語 3.偉大なケインズ卿、そして貨幣論序説① 「ケインズ卿の憂欝」 4.偉大なケインズ卿、そして貨幣論序説② 「貨幣論序説~呪符としての貨幣」 第三章 株式が運動させる世界 1.「株式」が意味するもの、そして牽制者たち①~「労働者」「消費者」そして「投資家」 2.「株式」が意味するもの、そして牽制者たち②~「株価」が支配する世界 3.投資家としての我々 最終章 Tumbling Dice ノマド資本主義 |
・資本増殖は個人の自由の増大化に対応している ・マルキシズム:「資本の増殖の無目的性」と「その運動に巻き込まれ人間性を喪失する現代人」 ・資本主義という「商品に囲まれた世界」についての考察 |
アマゾンのレビューより 優れたロックのアルバムのように 優れたロックのアルバムのように評論を書いてみようとした試みが「ぼくらの経済民主主義」として結実したこの本である。だから、横尾忠則氏の装丁は「サージェント・ペパー」のようなロック・アルバムの装丁として眺めて頂ければありがたい。 <START ME UP><商品に囲まれた世界><貨幣によって成立する世界><株式が運動させる世界><TUMBLING DICE>これがこの本を構成する章であり(構成だけで論旨も明確?)、その章の中に「ケインズ論」「貨幣論」「会計論」「鬼太郎論」「曾根崎心中論」など様々な性格の評論(節)が詰め込まれており、その中には、アルバムのトーンやテーマを強く反映し、シングルカットを狙った「モナド資本主義」「ノマド資本主義」という節が嵌め込まれている。たぶん、気楽に読むには手応えのある本なので、この二つのシングル曲を聴いて頂ければ、作者の狙い「モナドからノマドへ」というメッセージの伝達、は果たせられると思う。 ところで、この本が「サージェント・ペパー」なのか、「サタニック・マジェスティーズ」(しまった!)であるのか、それは読者の判定に任せる他はない。ぜひご一読下さい。 |
コメント アマゾンのレビューより ・広い世界へ踏み出す「勇気」と「根拠」を与えてくれる同時代のパンフレット, 2002/6/4 By 小山龍介 (神奈川県川崎市) レビュー対象商品: ぼくらの経済民主主義 (単行本) 優れたタレントをもつ人間が世界に舞台をもとめ、そのことに危機感を募らせる古い人たちという構図で、どこに身を置くべきかはもはや議論の余地はない。誰もが、NAKATAやNOMOの活躍に、ある抗し難い状況の変化の象徴を見て取った。この状況に対し、経済の側面から説得力ある説明を行った、という側面がこの本にある。 君が下北沢に住むダンサー志望の若者なら、君にはダンスが「商品」として 需要されるあらゆる街に住む「自由」が与えられる。そして、君がダンサー として磨かれ、その世界で高い「商品性」を持つならば、君のダンスは多く の「貨幣」を君にもたらし、「消費者」としても君には無限の「自由」が与 えられる。それは、君のダンスが多くの隣人に愛を運んだからであり、君が 運んだ愛の分だけ君は他者に愛される資格をもつ。その媒介者として 「貨幣」は存在する。(P289) 三ツ谷氏はもともと、投資銀行でIRを専門に扱っていた。その専門分野から彼は、「大衆」の誰もがすでに投資家であり、「大衆」の年金を集め運用する機関投資家を通じて、「株式会社」を所有し、運営しているのだと主張する。そういう意味で、「株式会社」は「大衆」にとってもはや「商品」であり、IRは、その「株式会社」を「大衆」にマーケティングする方法のひとつなのだという。 しかし、この「株式会社」という概念は、非常に抽象化された概念だ。「株式会社」の4つの条件のうち、特に「永続性」は西欧近代でなければ理解しがたいという。これは企業ミッションのみの永続性であり「血の永遠性」「家の永遠性」を除外したものであるべきなのだ。この点で、日本では本来の意味での「株式会社」が成立しなかったと三ツ谷氏は主張する。 「血の永遠性」「家の永遠性」という要素を希薄化させる動きを、三ツ谷氏はドゥルーズの言葉を使い「脱コード」と表現する。バブル崩壊後、日本においても「脱コード」が進行していると指摘する。「脱コード」するということは、言い換えれば、個人がリスクを引き受ける、ということになる。 巨人の松井を引き止めるときの論理は、「日本のプロ野球界のために」の一点しかないが、これは「家」の論理と似ている。日本の松井が世界のMATSUIになるかどうかはわからないが、これは高度資本主義がもたらした「自由」であり、この「自由」をどのように扱うかが、どのような秩序を構築するのかということが問題になる。三ツ谷氏は、「ノマディズムという生の在り方」についてアジテートする。長くなるが引用してみる。 間違ってはいけないのは国民国家がモナド的個人の護り手なのではなく、 モナド的個人の「自由」のモナド的個人相互の認識の中にこそ存在すること だ。 世界がアメリカ化し、「貨幣」という身分証明書を携え、いまや人は「自 由」にアメリカ化された世界を動き回ることができる。その際、「貨幣」と ともにその運動を支えるものは、モナド的個人としてモナド的な「他者」を 尊重する相互認識である。(中略)もはや日本は問題ではなく、日本に生を 享け日本で生活するモナド的個人がいかに幸せに世界に繋がることがで きるか、が本当に問われるべき問題なのだ。(P304-305) 松井選手に、そして日本で平平凡凡と生きている僕らに、あらゆる可能性にあふれた世界へ飛び出す「勇気」と「根拠」を与えてくれる、保守的な人たちにとっての悪書! ・ |
リンク ・市場、個人およびカイシャの一般理論 三ツ谷誠 三ツ谷誠氏はIR(インベスター・リレーションズ)の専門家です。資本主義のそもそもの成り立ちや性向から考えて、現代の資本主義はどこへ向かおうとしているのか。市場の本質とは何なのか。その中にあって、企業は誰が統治するのが本来の姿か、またこれからの変化を乗り切るために個人個人に求められているものとは何か、深い考察を試みていただきました。企業が決算を乗り切るための株価対策を政府が検討していますが、彼の提示するような市場の本質を弁えた対策でなければ、失敗して税金をまた無駄に使うことに終わるでしょう。 ・ガートルード・スタイン あなたがたはみな、ロストジェネレーションですね ・ロストジェネレーション ・「武器よさらば」ヘミングウェイ 20年代 ・「華麗なるギャッツビー」フィッツジェラルド ・ノマディズム ・「何でも見てやろう」小田実 50年代 フルブライト留学生 ・「シスコで語ろう」高橋三千綱 70年代 私費留学生 ・「深夜特急」沢木耕太郎 80年代 留学生ですらない 貧乏旅行 ・猿岩石 90年代 知識階級ですらない ・ドゥールズ・ガタリ 「アンチ・オイディプス」 コード 超コード 脱コード ・村上春樹 「ぼくは君たちが好きだ」小林薫主演の映画 ・村上春樹「羊をめぐる冒険」 ・村上春樹「1973年のピンボール」 ・村上春樹「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」 ・村上春樹「風の歌を聴け」 ・ |
Instant Karma Instant Karma's gonna get you Gonna knock you right on the head You better get yourself together Pretty soon you're gonna be dead What in the world you thinking of Laughing in the face of love What on earth you tryin' to do It's up to you, yeah you Instant Karma's gonna get you Gonna look you right in the face Better get yourself together darlin' Join the human race How in the world you gonna see Laughin' at fools like me Who on earth d'you think you are A super star Well, right you are Well we all shine on Like the moon and the stars and the sun Well we all shine on Ev'ryone come on Instant Karma's gonna get you Gonna knock you off your feet Better recognize your brothers Ev'ryone you meet Why in the world are we here Surely not to live in pain and fear Why on earth are you there When you're ev'rywhere Come and get your share Well we all shine on Like the moon and the stars and the sun Yeah we all shine on Come on and on and on on on Yeah yeah, alright, uh huh, ah Well we all shine on Like the moon and the stars and the sun Yeah we all shine on On and on and on on and on Well we all shine on Like the moon and the stars and the sun Well we all shine on Like the moon and the stars and the sun Well we all shine on Like the moon and the stars and the sun Yeah we all shine on Like the moon and the stars and the sun 「みやすけのうた」 より 因果の悪魔は、お前を捕まえにやってくる それはお前の脳みそを打ち砕き 誰かと一緒に自分の身を守らないと たちまちお前は、死に追いやられてしまうだろう それなのに、お気楽に微笑んでいたりして 一体、お前は何をしているんだ? そんな事をしている場合じゃないだろ? 分かっているのか? 因果の悪魔は、必ずお前を捕まえにやってくる それは、お前の顔を覗きにやってくるんだ だから愛する人を守れ そして、全人類と繋がるんだ それなのにお前は、 こんな間抜けな僕をからかいに来るなんて 一体、どういうつもりなんだ? スーパースターにでもなったつもりか? ああ、確かにお前はスーパースターさ 僕たちは月のように、星のように、そして太陽のように 一人一人、輝いているんだよ だから、どこまでも一緒に輝いていこうじゃないか さあ、立ち上がるんだ 因果の悪魔は、お前を殺しにやってくるぞ それは、お前を思考停止させるんだ だから、たくさんの仲間を愛するんだ 皆、お前の事を知っているんだから なぜこの世界に生まれてきたんだ? 決して、傷ついたり、恐怖に震えるためじゃないだろう? なぜ、地球に生まれてきたんだ? どんな荒涼とした場所にでも お前の居場所は、絶対にあるんだよ 僕たちは月のように、星のように、そして太陽のように 一人一人、輝いているんだよ さあ、どこまでも一緒に輝いていこうじゃないか Start Me Up If you start me up If you start me up I'll never stop If you start me up If you start me up I'll never stop I've been running hot You got me ticking gonna blow my top If you start me up If you start me up I'll never stop Never stop, never stop, never stop You make a grown man cry (x3) Spread out the oil, the gasoline I walk smooth, ride in a mean, mean machine Start it up If you start it up Kick on the starter give it all you got, you got, you got I can't compete with the riders in the other heats If you rough it up If you like it you can slide it up, Slide it up, slide it up, slide it up Don't make a grown man cry (x3) My eyes dilate, my lips go green My hands are greasy She's a mean, mean machine Start it up If start me up Ahh... give it all you got You got to never, never, never stop Slide it up, baby just slide it up Slide it up, slide it up, never, never, never You make a grown man cry (x3) Ride like the wind at double speed I'll take you places that you've never, never seen If you start it up Love the day when we will never stop, never stop Never, never, never stop Tough me up Never stop, never stop You, you, you make a grown man cry You, you make a dead man come You, you make a dead man come お前は俺の心に火をつける お前は俺の心に点火できるんだ。もう止まる事などできはしないぜ。 俺の心に火をつけてくれ、いったん火が付いたら俺はもう止まらない おまえにかかっちゃ俺ももう爆発寸前さ お前は俺を奮い立たせる 走り出した俺はもう誰にも止められないぜ お前は大の男に涙を流させる お前にかかっちゃ大の男もかたなし 大の男を泣かせるお前 オイルとガソリンをたっぷりと溢れ出させてみせなよ そうしたらお前のその飛び切りいかしたマシーンに滑らかに入っていってやるから さあ俺に火をつけてくれ。 彼女は飛びきりいかしたマシーンだぜ さあ火をつけろ さあ俺に火をつけろ、お前の思うがままさ、でももう止める事はできないのさ さあ今すぐ始めよう さあ始めるぜ 始めよう いったん始めたらもう止められないぜ お前は大の男をむせび泣かせる 大の男に涙を流させる 大の男を泣かせるんだ 風のようにお前に乗って、ぶっと飛ばす お前が見たこともない様な所まで連れていってやるぜ! Get Up, Stand Up Get up, stand up: stand up for your rights! Get up, stand up: stand up for your rights! Get up, stand up: stand up for your rights! Get up, stand up: don't give up the fight! Preacher man, don't tell me, Heaven is under the earth. I know you don't know What life is really worth. It's not all that glitters is gold; 'Alf the story has never been told: So now you see the light, eh! Stand up for your rights. come on! Get up, stand up: stand up for your rights! Get up, stand up: don't give up the fight! Get up, stand up: stand up for your rights! Get up, stand up: don't give up the fight! Most people think, Great god will come from the skies, Take away everything And make everybody feel high. But if you know what life is worth, You will look for yours on earth: And now you see the light, You stand up for your rights. jah! Get up, stand up! (jah, jah! ) Stand up for your rights! (oh-hoo! ) Get up, stand up! (get up, stand up! ) Don't give up the fight! (life is your right! ) Get up, stand up! (so we can't give up the fight! ) Stand up for your rights! (lord, lord! ) Get up, stand up! (keep on struggling on! ) Don't give up the fight! (yeah! ) We sick an' tired of-a your ism-skism game - Dyin' 'n' goin' to heaven in-a Jesus' name, lord. We know when we understand: Almighty god is a living man. You can fool some people sometimes, But you can't fool all the people all the time. So now we see the light (what you gonna do?), We gonna stand up for our rights! (yeah, yeah, yeah! ) So you better: Get up, stand up! (in the morning! git it up! ) Stand up for your rights! (stand up for our rights! ) Get up, stand up! Don't give up the fight! (don't give it up, don't give it up! ) Get up, stand up! (get up, stand up! ) Stand up for your rights! (get up, stand up! ) Get up, stand up! (... ) Don't give up the fight! (get up, stand up! ) Get up, stand up! (... ) Stand up for your rights! Get up, stand up! Don't give up the fight! /fadeout/ 起き上がれ 立ち上がれ 自分達の権利のために ×3 起き上がれ 立ち上がれ 闘うことをやめるな 説教師よ 天国が地面の下にあるなんて 言わないでくれよ どんな人生に 本当の価値があるのか あなたが知らないのは オレには分かってる 光るものは全て金であるってことじゃない 物語の半分は 決して語られない 今は光が見えてる 立ち上がれ 権利のために 起き上がれ 立ち上がれ 自分達の権利のために ×2 ほとんどの人が思ってる 神が空からやってきて 全て取り除いてくれると そしてみんなを ハイな気分にさせると でも君達が どんな人生に価値があるのか 分かっているのなら 地面の上で 自分自身のものを探すだろう そして今では 光が見える 権利のために立ち上がっている 起き上がれ 立ち上がれ 権利のために立ち上がれ 起き上がれ 立ち上がれ 闘うことをやめるな (人生は自分達の権利だ) 起き上がれ 立ち上がれ (だからオレ達は) (闘うことをやめられない) 起き上がれ 立ち上がれ (主よ) 起き上がれ 立ち上がれ (抵抗し続けろ) 闘うことをやめるな おまえのなんとか主義ゲームに 飽き飽きしてる イエスの名の下に死に 天国へと行く オレ達は分かってしまった 全能の神は人間だった 時には人々を騙せるが いつも誰でもは騙せない そして今では 光が見える オレ達は権利のために 立ち上がる だから君もそうしたほうがいい 起き上がれ 立ち上がれ (朝だ やる気になれ) 起き上がれ 立ち上がれ 闘うことをやめるな (やめるな) 起き上がれ 立ち上がれ 権利のために立ち上がれ 「俺の歌詞和約」より ブルース・スプリングスティーン 「ボーン・イン・ザ・USA」 トランジスタラジオ RCサクセション 涙の乗車券 ビートルズ ポリス Message in a bottle ザ・ブルーハーツ 「街」 アスファルトだけじゃない コンクリートだけじゃないよ いつか会えるよ 同じ涙をこらえきれぬ友だちときっと会えるよ |
2010年11月7日日曜日
ぼくらの経済民主主義
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿