画像 著書名 死よりも悪い運命 著者 カート・ヴォネガット 出版社 早川書房 発表年 1993年 |
画像 著者略歴 |
購入日 2010年9月 小平図書館 きっかけ 20世紀文学大全集 目的 カート・ヴヴォネガットを知る 目標 |
目次 |
アマゾンより 故人となった父母や姉など身近だった人びとの思い出をとおして、悩み多かった家庭生活の秘密を打ち明け、また同時代の作家たちのこと、さらには銃砲所持や民族社会、モザンビーグの内戦、地球汚染などの社会的、世界的な問題にいたるさまざまなテーマを、アメリカ文学界の奇才ヴォネガットが、ユーモラスかつ真摯に語るエッセイ集第3弾。スピーチとエッセイと追憶の数々を見事に組み合わせた1980年代の自伝的コラージュ。 |
・アマゾンより 語るのが難しい作家, 2008/11/22 By umemomosakura アマゾンにレビューを書いている人の多くは、無名な読書好きだと思います。 私もその一人です。 そして私は、カート・ヴォネガットという作家が大好きです。 ヴォネガットは文句なしに面白いです。 でも、何がどう面白いのか説明するのが、これほど難しい作家もあまりいないのではないかと思っています。(同時にくどくどと説明しないではいられないような・・・) これはそのヴォネガットが書き散らかしたエッセイの集まりです。 ヴォネガットが大好きな人なら、たぶん好きになる本だと思います。 でも、ヴォネガットのことを何も(あるいはほとんど)知らない人にとっては、ただの年寄りの愚痴にしか聞こえないのではないかと、かなり心配になる内容です。 だってただの愚痴だから。 「自分はマジョリティには流されない」 「自分は簡単には信じない、まず疑ってかかる」 自分がこのようなタイプだと思っている人、ヴォネガットを読んでください。 そしてその徹底したニヒリズムが行き着く先を、読み取ってほしいです。 どこにもたどりつけない虚無感こそ、この作家の真骨頂なのだと思います。 「だからどうなのよ」と思ったあなた、その先は自分で見つけてください。 ヴォネガットはそんな作家です。 ・しなやかな強さ, 2009/1/8 By パンク侍さん、あなたに神のお恵みを この本を購入した時、帯に「強い物語」とあった。 フェアの宣伝コピーにすぎないのだが、ヴォネガットの作品にふさわしい文句だと思う。 誤解して欲しくないのだが、ここでいう強さとは、例えば戦争で敵国に爆弾を落とし、壊滅させるような類いの強さではない。 国民が戦争へ向かおうとしている空気にあっても、NOと言える強さだ。 それも、一流のユーモアを交えながら。 彼が亡くなってもうすぐ2年。アメリカは、彼が憂えていたように衰えつつある。 日本も景気の良い声はあまり聞こえていない。 そんな時代だからこそ、彼が残した暖かいメッセージが胸に響き渡るのだ。 まだ、さよならは言わないでおこう。 ・絶版にしておく本ではない, 2005/3/8 By ゴリとパツキン 史実に対するヴォネガットの姿勢、態度、向き合い方、洞察、認識、実際の判断…そういったものすべてが正しかったと言うつもりはありません。でも、すべて、否、多くはかなり「まとも」だった気がします。小説作品の裏打ちともなるこのエッセイ集は、ヴォネガットという人の置かれた位置とその顔の向きを知る上で、『パームサンデー』と並んで非常に重要な作品です(小説作品だけで判断するのがこれだけ危険な作家も珍しい気がします)。そういう意味で、いつまでも絶版にされていてはとても困る書の一つです。ベルをして「クールト」(ファーストネーム)と呼ばせた20世紀驚異の作家を、こんな時代だからこそ今一度見つめ直してみては、と思います。こんな時代だからこそ。 勿論、小説作品はすべて読むべきです。単純に面白いですし。 |
・感想 面白くなかった。途中で読むのをやめた。 事情も分からない人の話を聞いても、興味がわかなかった。 ただ気のふれた母とそれを我慢した父、そんな背景が小説に影響したんだと感じた。 ・ ・ ・ ・ |
2010年10月11日月曜日
死よりも悪い運命
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