著書名 図解 古事記・日本書紀 歴史がおもしろいシリーズ! 著者 多田元 監修 出版社 西東社 発表年 2006年 |
購入日 2010年7月 きっかけ コンビニで見て購入 目的 常識として古代史を知る、 日本の神話、神社の源を知る 目標 言霊 |
目次 |
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今の学問体系に入らない言霊 ①古神道系の流れをくむ《言霊》 (a)荒深神道の言霊(旧石器後期<二万五千年前>の朝座奇穂之命および弥生初期の道臣命→荒深道斉へ) 天津祝詞太祝詞によるヒフミ四十七音の言霊 (b)物部神道の言霊 ヨヒフヒヒフミヨイムナヤコトに示される言霊 また、十種神宝秘儀に関わるヒフミの呪詞の言霊 (c)山蔭神道の言霊 アヂマリカムの言霊 (d)伯家神道の言霊 トホカミエミ(ヒ)タメとヒフミの言霊 ②伯家神道の流れをくむ《言霊》 (a)井上正鐵(禊教開祖)の系統 (b)井上正鐵の門下、坂田正安・鐵安の系統→現在、坂田安義へ (c)平山省斎(禊教から独立した別派=神道大成教) (d)鬼倉足日公(現・すめら教=皇教本院派)の系統 以上が伯家神道を正式継承した派で、言霊は「トホカミエミ(ヒ)タメ」を神秘の秘詞とする。 ③物部神道の流れをくむ《言霊》 (a)佐野経彦=神理教開祖の系統 五十音の言霊が主 ④秀真伝系の流れをくむ《言霊》 (a)大物主櫛甕玉命(大物主神とは違う)→意富多多泥古命→三輪神社系三輪氏・三輪容聡 アワヤをベースとした言霊。四十八をベースにした言霊 (b)山口志道が展開する言霊(秀真伝がベースになっている) ⑤教派神道系の流れをくむ《言霊》 (a)出口王仁三郎(大本)→萩原真(真の道)→岡田光玉(崇教真光他四派)に共通する言霊。例えば、五十柱の神(五十音の神)、中心神を「ス」と呼ぶ言霊。萩原真や真光は四十八(よとや)神。 なお、王仁三郎がいう言霊は、山口志道や大石凝真素美の影響が大である。(他に友清歓真系) ⑥神道霊学の流れをくむ《言霊》 (a)中村孝道→望月幸智(大石凝真素美の本名)→水谷清に継承された言霊。いわゆる「真澄鏡」をべーすにした言霊 (b)山腰明將、小寺小次郎が展開する言霊 菅田正昭氏や大宮司朗氏(古神道研究家)も指摘しているように、言霊の実相は、太古以来の本流を継承している教派神道系や、秘儀言霊学者の流れに隠されているものと考えられる。 言霊とは、本来悪に作用するものでなく、「善」に作用する物である。言霊に神霊が宿る以上、言霊は神であり、人間の為の善でしか作用しない。だから、言霊を悪用すれば、その人の運命も悪運になる。したがって、摂理に合わない名前を命名すれば、逆作用(裏言霊・言霊返し=後述)の効験も出てしまう。 もし、言霊と言葉の接点を簡単に述べるとすれば、次のようになる。例えば・・・・・ 周囲が騒々がしい場で、平常言う言葉は「シーッ」「静かに」「静粛に」などで、これらに共通するのは「サ行」の「シ」であり「S音」である。これらが言葉であっても、共通の神秘性「S」や「サ行」のシやセは、言霊そのものであり、ここに霊妙なる不可思議な力が働くことになる。 ほかに「ダマレ」「ウルセエ」などの粗語を使う場合があるが、これは前述したように品性低俗の言葉であって、霊妙力が「悪」のほうへ作用し、言われた側の人間が頭に来て、そこに摩擦が生じる。その上にテメエとかバッキャローなどが加わると喧嘩が発生する。 つまり、言霊というのは、原日本語(大和言葉・倭詞)にもとずく「上品」な言葉によって「活動」し、その音韻の波長をキャッチできる人によって、受けとめられるのだ。(シズカニ→ハイワカリマシタ=受け入れ) ちなみに不可思議の「S音」を挙げれば、いずれも「静か」の言葉を極める言葉になる。「鎮める」「静けさ」「清水」「涼しさ」「白む」「白々」「白ける」「滴」。音読みでは「清純」「静ひつ」「静止」「静物」「静寂」「静穏」「静閑」「死」など。 なお、神輿をかつぐときの力声は、「ワッショイ=和を背おう」が正しい言霊で、今流行りの「セーヤ」などの系統は、悪霊を招く言霊である。 「幸運を招く言霊」坂口光男 著 言霊の世界より |
詳細は『金沢大学文学部論集・文学篇第二十二巻』所収の「古代日本語の母音組織考=内的再建の試み」(松本克己)と、『万葉』第八十九号に発表された『上代特殊仮名遣いとは何か』(森重敏)の二書を読んでいただくとして、松本氏の論証を一言で紹介すると次のようになります。 言霊の世界より |
リンク ・言霊の世界 ・山口志道 ・出口王仁三郎 ・岡田光玉(崇教真光・初代教祖)の言霊論 ・禊教開祖・井上正鐵(寛政年間)が説いた部分的言霊論 ・佐野経彦(幕末期)の「五十音」 ・荒深神道の言霊 ・物部神道の言霊 ・山蔭神道の言霊 ・伯家神道の言霊 ・武市瑞月 ・福田くら ・真の道 ・大峰神霊 ・大峰老仙 ・五十音経綸 ・日本に固有の古代文字 ・竹内古文書 ・古史とは「上記」「秀真伝」「三笠紀」「カタカムナのウタヒ」の四書 ・古伝とは「九鬼神伝精史=通称は九鬼文書」「竹内古代史=通称は竹内文書」「富士高天原朝史=宮下文書」「物部秘史=通称は物部文書」の四書 ・「神様を見せてあげよう」 谷口慧 ・「裏金神」西郷武士 ・飛鳥昭雄 ・塩谷信男 正心調息法 ○神理研究会 |
2010年8月10日火曜日
図解 古事記・日本書紀
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