2010年2月1日月曜日

「できる人」の話し方&コミュニケーション術






「できる人」の話し方&コミュニケーション術
なぜか、「他人に評価される人」の技術と習慣
箱田忠昭
フォレスト出版2005/3
インサイトラーニング株式会社代表

目次
プロローグ
 「話し方」「コミュニケーション」が仕事やプライベートでどれほど大切であるか

1.絶対に知っておくべき人間の心理

2.良い人間関係をつくるための話し方

3.説得力ある話し方

4.プロの交渉術

5.身体の使い方・・・ボディーランゲージが重要

6.クレーム対応方法




プロローグ

○「できる人」という評価は常に「他人」行っている。

○「好き」「嫌い」であなたの能力は決められている

○できる人=能力 × コミュニケーション能力

・アンドリュー・カーネギー・・・自分より賢い人の使い方を知る男、ここに眠る

・松下幸之助・・・学歴なし、貧乏、病弱






1.絶対に知っておくべき「人間の心理」

○人に好かれて、コミュニケーションをよくすることは、誰にでもできる。

○好かれるコミュニケーション
  1. 好意
  2. 好感
  3. 好印象

○意外な人間の心理

・人は事実でなく言葉に反応する

  よい仕事をした時に上司に「すごい、ありがとう」と褒められると、気分が良くなる。

  逆に「あ、そう」とそっけない反応や

  「もっとうまくできないの」と言われたら気分が悪くなる。

 常に相手の喜ぶことをいわなければならない

    イヤなことより相手が喜ぶことに的を絞って話をする。

・人はあなたの話を見ている

   人は話す内容より、話し手の態度や誠意を見ている。

   棒読みの原稿

 電話で話を聞く態度も相手は感じている。クレーム対応を、机に足を投げ出して、ふんぞり返るように電話で対応し、「申し訳ございません」と言っても相手は「この人、本当に謝る気があるのか」と思う。

○「人はかなりいい加減である」ことを忘れるな!

  あいまいさを避けるために

  • 数字を使う
  • 対比させる
  • 確認する、念を押す
  • 繰り返し訴える

○人はまず否定する生き物だ

  とにかく一番最初は、否定し、文句がでるものと覚悟する。

  しかし、それは本気ではない。「ノー」といいう挨拶のようなもの。

○コミュニケーションは、相手に好意を持ってもらうこと、少なくとも嫌われないことから始まる。

○どんな状況も抜け出すWIN-WIN

 よく知っていて、好意を抱いているような間柄であるとコミュニケーションはスムーズで、仮に話し合い交渉してもお互いがハッピーになる相互満足型(WIN-WIN)になる。

○具体的に好かれる行動

  1. こまめに顔を出す・・・ザイアンスの法則「人は会えば会うほど好きになる」
  2. ほめる・・・相手に好きになってもらうなら、何が何でもほめること ほめ言葉+ほめた理由
  3. 楽しい雰囲気つくりをする・・・明快肯素「メイカイコウソ」、明るくて、快活で、肯定し、素直であること
  4. 相手の重要感を満たす・・・「自己重要感」親身に人の話を聞いてくれる人に、私たちは心を開く。相手の重要感を満たす三大メッセージ「あなたは重要な存在だ」「あなたは必要な人材だ」「あなたはすごい」
  5. 相手に"触れる”・・・ストローク理論、エリック・バーンが研究。スキンシップ。直接触れない場合は、心にタッチする。心のこもった一言で。

○言ってはいけない一言

  

たとえば、友人が「このごろ胃が痛くて」と言ったとき、

   悪い例 「大丈夫だよ。気のせいだよ」

        「がんばれば痛みもなくなるよ」

      相手の感情にさからった励ましは逆効果

   よい例「それは大変だね。しっかり検査したら」

     相手の現在の感情、心に同調すること。

     相手の立場に立って、心配したり、

     同情することの方が「心へのタッチ」になる。


2.良い人間関係をつくる「話し方」

○三つの悪いクセ

  1. すぐ否定するクセ
  2. すぐ話の腰を折るクセ
  3. うわの空でいるクセ

   これは無意識にラポーを壊している

○相手の心にベルトをかけよう

 心のベルト・・・ラポー

○上手に話すより、アクティブリスニング

 相手はもっと話を聞いてほしいと思っている

○共感ゾーンを引き出そう・・・相手との共通点を見つける

 「実はわたしもそうなんですよ」

 「あなたと同じですね」

 「仲間なんですね」

○セルフディスクロージャー・・・自己開示

 相手に共感ゾーンを示す。

○質問技術・・・相手を知ろうとするように質問する

  たとえば、相手への関心を示すとか、同意する、賛成するとか、ペースを合わせるようなコミュニケーションスキル。

 相手にとって「良い人」「好かれる人」になれば、あなたはその人の心にベルトをかけたことになる。

 わたしたちは似ている人、共通点の多い人に好感を抱くものである。

○五つの共感ゾーン

  1. 趣味
  2. 共通の知人
  3. 共通の体験
  4. 事実の一致:血液型、出身地、出身校、家族構成
  5. 共通の信、信念:尊敬する人 ※政治、宗教は避ける

○波長を合わせるページング技術 BMW

 1.B ものまねすればいい、「ボディーランゲージ」

   さりげなく、そっとあわせること。

   ミラーリングとも言う。

   動作、姿勢、目線など合わせる。

 2.M 「ムードづくり」は相手の気持ちに合わせること 

   相手が喜んでいるときは、一緒に喜ぶ。

   相手が悲しんでいるときは、一緒に悲しむ。

 3.W 相手と同じ単語を使う

   相手が使う言葉を使うようにする

   パロッティング法・・・オウム返し法

   相手と同じスピードに合わせる。

   相手の声の大きさに合わせる。

   ※専門用語の使い方

・ページングにプラスワン

  具体的には、

  「暑いですね」

  「本当に暑いですね。夏休みはどこかお出かけですか?」

   疑問形をなげかけ、単なる挨拶だけで終わらせずに、会話を楽しむようにする

○人間関係のゴールデンルールは「相手の立場に立つこと」である。

○できる人の聞き方

 ・メモを取る

 ・復唱する


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