2010年2月18日木曜日

発想法













発想法
川喜田二郎
中公新書1967/6

「混沌をして語らしめる」

図解と文章化の技術。

叙述と解釈を厳密に区別する精神。

人間が全人的に生きると行くことはどういうことか?

(個人としてでなく、人類として生きるとどういうことか?)

全体的視野の中において考えていく

1.問題提起・・・何が問題か ブレーンストーミング 内部探検

  まず自分が問題だと「感じていることに、「関係ありそうな」ことがらを全部列挙してみる。

2.外部探検  何でも見てやろう

  問題に「関係ある」情報だけを集めたのではいけない。

  問題に「関係ありそうな」情報まで収集する。

  何となく関心をひく情報を集める。

  ・観察必須事項 1.とき 2.ところ 3.出所 4.採集記録者

  ・データの分類法・・・HRAF Human Relations Area Files

※当時は メモをカードにして、分類保存した。

3.資料を統合する  分類・要約・分析は科学的方法があるが統合はない。

  ブレーンストーミング・・・「独創力を伸ばせ」オズボーン

  1. 他人の意見を批判しない。
  2. 自由奔放に意見を述べる。
  3. 多量のアイデアを出す。
  4. 結合。他人の意見をうけて、それを発展させる。

 

KJ法A型(図解化)・・・ブレーンストーミングの意見を統合、構造化 構造計画

 意見をカードに書き写し、最初に小分けし、自然にグループを集めて大分けしていく。絶対に大分けからしてはいけない。ワクにはまった考えしかできなくなる。

 グループごとにおさまりの良い配置におく。位置関係から意味が見えてくる。

KJ法B型(文章化) 

なんらかの関係が見えてきたら、そこから文章化をしてもよい。その時点で課題が生じたらすぐに取り掛かってもよい。

 文章化にいきずまったとき、無理して文章を考えるのでなく、もう一度関係を見直したほうがよい。新たな関係を見落とさずにすむ。

 文章化のポイント

   叙述と解釈を分ける。自他共にわかるようにする。

 ※わざと、事実と憶測をあいまいにし、わからないことをわかりやすく解説し、扇動する報道がある。うわさ、世論のたぐい。

 きちんとデータから解釈し、行動のための情報を作り出す技術・・・インテリジェンス

 考えるポイント:世論は正しいのか?多数決は正しいのか?誤っていたときはどのように正すのか?自浄能力はあるのか?ないときはどうするのか?太平洋戦争は負けたからいけないのか?世論の責任は?ひとつこれだけは言える。自分で判断することを放棄し、報道をうのみにしていた人が多かった。結局、いまもかわりない。また同じことが起きる。

PERT・・・構造計画を手順計画に展開

≪KJ法の進め方≫
1.テーマを決める
2.ブレインストーミングを実施する
3.データをカード化する
4.内容が本質的に似たカードを集める
5.各カード群にタイトルをつける
6.次々と上位のグループにまとめていく
7.模造紙に作図する
8.作図を発表したり、文章化をする

KJ法

日本創造学会

まことの教師ならば、教壇の上から聴講者に向かってなんらかの立場を――あからさまにしろ暗示的にしろ――強いるようなことのないように用心するであろう。・・・「事実をして語らしめる」[すなわち、価値判断を価値判断としてフェアに明示するのでなく、抗いがたい既成事実に見せかけ、価値判断と事実判断との混同に誘い、既成事実への屈服を強いる]とすれば、それはもとより、もっとも不誠実なやり方である。

http://d.hatena.ne.jp/y_ttis/20070217/1171642886

マックス・ヴェーバー「職業としての教育」

1 件のコメント:

  1. 「事実をして語らしめる」:僕もよい事だと思っていたが、教師が価値判断と事実をごちゃ混ぜにして、聴衆があたかも真実を自分で見つけ感じ取ったような錯覚に陥れてはならない、ということだった。
     しかし、プロパガンダは、事実をねつ造し、さらに価値判断とごちゃ混ぜにして、聴衆の感情を操作し動かす。

     セールスレター、宣伝に応用

    小説の表現として、著者の言い分を事実描写で、伝えることがある。

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