2010年1月27日水曜日

仕事ができる人のタイムマネジメント

  1. 仕事ができる人のタイムマネジメント
    行本明説 ゆきもとあきのぶ
    日本タイムマネジメント普及協会
    東洋経済新報社2002/11




○生産性を上げるために

 生産性=質×量÷時間

  1. 初級コース:少ない時間でやる・・・質と量を変えずに(落とさずに)、今までよりも少ない時間(短い時間)でやる。
  2. 中級コース:量を増やす・・・質と投下時間を変えずに、今までよりも仕事の処理量を増やす。
  3. 上級コース:質を上げる・・・量と投下時間を変えずに、今までよりも仕事の質を上げる。

○四つの時間管理

  1. 自分だけでやる仕事 始まり時間
  2. 自分だけでやる仕事 終了時間
  3. 他人と一緒にやる仕事 始まり時間
  4. 単にっと一緒にやる仕事 終了時間

 ほとんど始まる時間のスケジュールを立てても、

 終わる時間が守られていなかったり、

 終わる時間がわからなかったりする。

優先順位

今すぐ後で
自分だけ1番3番
他人と一緒2番4番

突発の仕事も四つに分ける



○段取り上手14のテクニック

  1. 一番大切な仕事は「後で自分一人でやる仕事」である
  2. 「事前にわかる仕事」の優先度、投下時間を把握する
  3. 一週間程度の投下時間の調査をやってみる
  4. 自分一人でやる仕事は開始時間の管理が重要
  5. 手帳には他人との予定だけでなく「自分へのアポイント」も書き込む
  6. 仕事の質を高めるには「すでになされた他人の仕事」を参考にする
  7. 「自由に使える時間」は時間予算の三割しかないことを知る
  8. 一日の予定は30%内に抑えるようにする
  9. ひとつでも多くの仕事をこなすことで専門知識の量は増える
  10. 仕事の目標は必ず具体的な数字に置き換える
  11. よい目標を立てるには投下時間と質と量を明確にする
  12. 一日の始まりは「コンタクト業務」から始める
  13. 二週間に一度は仕事の棚卸しをやってみる
  14. 他人を変えるより自分が変わるほうが簡単である

・仕事とは、目標達成のための、自分と他人との共同作業。

 仕事 業務処理      専門知識

                 仕事の進め方の技術

     情報処理      コミュニケーションの技術

・主観と客観を明確にする・・・仕事の基準











仕事における主観と客観の具体例
仕事の始め(開始)仕事の終わり(期限)
いかに上手く(質)いかに多く(量)
目標(予定)実績(結果)
責任権限
納得調整
専門業際
判断規範(ルール)


  ・それぞれが単独では存在しない、コインの裏表状態。

  ・共通の判断は、コミュニケーション後に合意、確定する。
  

○パレートの法則・・・2割8割の法則

・仕事そのものと、仕事の目的を間違える人が多い。

 例:「支店長の仕事で重要なものは何ですか?」

   「支店の業績拡大です」・・・これは目的、仕事は、目的のために具体的に何をするか! これでは優先順位が混乱してしまう。

・仕事の無駄探しは、仕事の効率化にはならない。

 それよりは、優先順位で重要な二割に集中すべし。

・事前にわかっている仕事のことを、実はわかっていない!

 その仕事の内容 質と量 投下時間 を把握していない

 →優先順位が把握できない

○他人に依存し、自主自立を失えば、仕事をコントロールするすべを失ってしまう。

・専門知識の取得は個人の役割。

 多種多様な専門知識を集積しておくのが組織の役割。

・自分の仕事を全部、紙に書き出してみる。

○ブレインマップ

 頭の中にあることしかできない

  →頭の中にあることはすべて実現できる

   サードキーワード                  サードキーワード

          セカンドキーワード        セカンドキーワード

                  マザーキーワード

                   セカンドキーワード

        サードキーワード  サードキーワード  サードキーワード

  実施のポイント

  1. キーワード(原則として)単語を書き出す
  2. マザーキーワードから連想される次のキーワード(セカンドキーワード)を書き出す
  3. 以下、順次セカンドキーワードから連想されるサードキーワードを書き出しする
  4. 適当なところ(5キーワードくらい)で連想をストップする。出来上がったブレインマップを概観し、関連があるキーワードをラインで結ぶ。
  5. 以上でブレインマップが完成。

  評価・判断ポイント

  1. ラインが多く集まっているキーエアー度がアンサーキーワードとなる。
  2. アンサーキーワードを優先順位(ライン数)順にリストアップすると、マザーキーワードの本質が見えてくる

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