2010年1月19日火曜日

奇跡を起こすふれあい言葉




奇跡を起こすふれあい言葉

葉祥明 ようしょうめい

日本標準2008/2/






相手の肩にそっと手を置く。

それは、その人へのいたわり。

最も控えめな、励ましです。

わたしたちは、あまりにも、

お互いによそよそしくなってしまいました。

病気の苦しみ、身体の痛み、

愛されないことの悲しみ、

孤立無援でいることの心許なさも、

誰かにふれること、ふれられることで、

必ずや癒されるでしょう。

人は、ふれることで

奇跡さえ起こすことができるのです。

手を触れる

手をつなく

手をにぎる

手をふる

手をあわせる

手をかざす

両手をひろげる

手でつつむ

手をおく

肩をだく

だきしめる

なでる

さする

せおう

ほおずりする

ささやく

みつめる

よりそう

ほほえむ

みまもる

みとる

1 件のコメント:

  1. 1986年のチェルノブイリ原発事故がありましたよね。あの時自然が破壊され、子どもや動物がたくさん死んで、放射能が地球上に充満した。それまで僕は、職業人としての葉祥明と個人としての葉祥明を分離させて生活してきたんです、まあ多くの人がそうだと思うのですが。それがあの事故で、地球上に生きる地球人として、そういうふうに分離していられないなと思ったわけです。それで、絵本作家という職業の中でも人間的に生きていかなければと、社会的なテーマを扱うようになっていったのです。そういうふうに変わっていった時の最初の本が『ぼくのあおいほし』、これはチェルノブイリ原発事故を扱ったものです。「原発」がテーマですから、最初は出しにくかったですよ。あんまり大人の社会の醜い面を出さないのが「絵本」ということになっていますから。ですが、その後もエコロジー関係の本を中心に社会問題を扱った絵本をたくさん出すようになりました。
    http://www.mammo.tv/interview/archives/no068.html

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