2010年1月31日日曜日

絵のある人生―見る楽しみ、描く喜び―




絵のある人生―見る楽しみ、描く喜び―

安野光雅

岩波新書2003/9

















  • いい絵とは何だろう

  • 名画はどのように生まれたのだろう

  • 画家たちはどう生きたのか

○絵を見る・・・・心を動かされる満ち足りた時間・・・


・動かない絵をみるときは、先入観をなくし、自分の目で見、自分の頭で考えながら見ることが大切だと思います。


 結婚相手を選ぶとき、人の意見だけで決める人はいないのに似ています。


 他の人がいいと言う絵が、自分には納得できないことがあっていいのです。


 絵は、絵とそれを見る人との共同作業で、そこに美しい世界を広げているのです。



 美しいものに反応する感覚は、絵を見ることの経験によっても磨かれる。


・トルストイ「美をあらわすことはできても、定義することはできない」


・「美しい」と「きれい」



・美しいとは、心を動かされること。


・美しいというのは醜悪な部分までも含んでいる。


 醜悪なものでも心を打たずにはおれないものがある。


秋の枯れ葉の褪せた色も美しい。


グリューネヴァルト 「イーゼンハイム祭壇画」


















・金子光晴 

・その絵に没入して心を洗われる思いがする

・仕事ととして描く    描きたいという衝動に駆られて描く

・解説を聞きすぎては「発見」になりません。

自分の目で見て、感じ、また考えるのでなくては意味がありません。

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