一分間謝罪法
あなたを危機から救う
ケン・ブランチャード
マーグレット・マクブライド
扶桑社2003/1
○人に謝るうえで
最も難しいのは
自分の過ちを悟り
認めることである
△悩みの言葉
- こんな状況でさえなければ
- あんなことをしなければ
- なんとかなったかもしれないのに
・・・自分自身に対して正直になるうえで障害となる言葉
○君はこの週末をどう過ごすつもり?
もう変えるわけにはいかない過去のことを後悔して過ごすの?
それとも、事態をよくするための新しい技術を学んだ週末として、記憶したいのか?
○ここで復習 一分間マネジメントとは
- 一分間目標設定
- 一分間で人を褒める方法
- 一分間で人をとがめる方法
○マネージャー本人が間違えた場合どうするか?
→一分間謝罪法が生まれた
- 間違いを認め、結果でなく、原因に取り組む
- 降伏する
- 誠実であること
1.間違いを認め、結果でなく、原因に取り組む
○チェックリスト
- わたしはどんな誤りを犯したのか?
- ほかの人や、その希望や感情、アイデアを無視したのか?
- なぜそんなことをしたのか?
・一時の感情にかられたのか
・不注意なふるまいだったのか
・計算ずくだったのか
・不安や腹立ち不満の結果だったのか
・私の動機はなんだったのか
・こんなことをいつから続けていたのか
・はじめてのことか、何度も繰り返されたことか
・そういう振る舞いをするくせになっているのか
- 私が向き合ってない真実は何か?
- 私はそうした振る舞いが示すよりもましな人間なのか?
2.一分間謝罪法は「降伏する」ことからはじめる
- 私が間違いを犯したこと、その埋め合わせが必要なこと、自分自身に正直になって認める。
- 自分の行動にすべての責任を負い、たとえ結果がどうなろうと、自分が傷つけた相手にあやまらなくてはならないということを心から理解する。
- あやまるにあたっては「緊急の意識」をもつ―できるだけ早く行動する。
- わたしが傷つけた相手に、自分がどんな悪いことをしたか具体的に伝える。
- その相手に、自分のしたことについてどう感じているかを伝える。
3.一分間謝罪法は「誠実であること」によって完全になる
- 自分の行動と、こうありたいと思う自分とは、一致していないことを理解する。
- 本来の私は、そのひどり振る舞いが示すよりもましな人間であることを再確認し、自分自身を許す。
- 償いをすることによって、こちらが相手をどれだけ傷つけてしまったかを理解し、自分の態度をあらためることで、もう二度とそうした行動を繰り返さないという決意をはっきりと示す。
☆日本人がよく「あやまる」ほうといわれているが、「すみません」の一言だけで、すましていないだろうか?
「すみません」の一言の裏にいろいろなものが抜け落ちていないだろうか?
本当の意味ある「お詫び」とは何か、わかっているだろうか?
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