2010年1月7日木曜日

システム工学とは何か


システム工学とは何か

日本放送出版協会; 新版版 (1988/05)

渡辺茂

1918‐1992昭和-平成時代システム工学者。
大正7年8月12日生まれ。元海軍技術大尉
昭和28年東大教授となる。
のち都立工科短大(現都立科学技術大)学長
コンピューター工学社会への適用で新分野をひらいた。
システム工学会会長。国語審議会委員
平成4年3月10日死去。73歳。兵庫県出身
東京帝大卒。著作に「設計論」「漢字図形」「万葉人の技術」など。

By  kaizen
 参考文献は  
OR入門、  
オペレーションズリサーチ入門  
最新プログラミング 
竹下了  数学辞典 岩波  
情報処理ハンドブック  
信頼性・保全性工学 市田嵩  
情報理論 関秀男 など、
良いものが多くあります。  
雑誌もBITから情報管理まで、は3分の2は読んでいたもので、とても共感がもてました。    

2章は、「脅威の方法」で、    
OR    
情報理論    
サイバネティックス    
基礎数学    
コンピュータ  
が基本理論として位置づけられていました。
シミュレーション、最適化、評価の方法についても紹介しており、
囚人のジレンマも話題になっています。    
3章は、「複雑さへの挑戦」で、   
直列、並列   PERT  の紹介があり、
techinoology assessmentについても紹介があります。

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システムの要件

1.全体として目的を持っている
2.2つ以上の要素がある
3.各要素に役割、機能がある
4.手順がある。時間的流れがある。

システムとは、
全体の目的を達成するために、
必要な要素を集め、
役割と手順を決めること。

システム思考とは、
目的をもって企画し、実現するために、
設備や人を集め、
手順をどうするか考える手法。

トライアル・アンド・エラー trial and error
試行錯誤。(ちょっと意味が軽い)
人や動物が新しい問題状況刺激状況に当面した場合
本能習慣などのままに行動し,失敗を重ねるうちに,
偶然的に解決すると,以後はその成功した方法のみに従う習性をいう。

手順を考え、テスト(試行)し、改善すること。
偶然的に解決するのではなく、意識して、より良くすること。
初期の失敗や不具合は当然、想定されることで、
過去の経験を体系化し、FAQなどを作成し、失敗や疑問点を共有し、
共に開発していくことで、効率化を図る。
情報と知の共有化が重要。
新しい教育と研修方法。
マニュアル、動画の活用。
基準の数字を明確に
(この数字がなければ良い悪いの判断ができない)
(判断がつかなければ改善の必要度がわからない)
例外のチェックポイント・・・過去の事例を生かす
標準化、共有化されていない会社は、とくに事例を残していない。
過去の失敗や経験が標準化されずに、愚行が繰り返されるケースが多い。


システム化に対する人々の反応
1.積極的に利用。
   多すぎる情報におぼれないように、自分の基準で選別できる
2.拒否。 ヒッピーのように自分たちの社会に生きる。
3.変化についていけない。
4.無関心

サイバネティックス
部分だけでなく、全体をよくして、最適化をはかる。

性能を調べる・・・分析  システムを設計・・・統合

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